きらきら輝かせて恋色に

「…え?」

扉に書いてある部屋番号を確かめた。

…606

『これから吉岡さんと同じ部屋になる人がね、まだ部屋片付けてないって言うから代わりに606号室で寝てくれる?』

あれ、確かに606って、ここに、
書いてあるんだけどな…

「何してんだよ、お前…」

なっ、なんで六郎さんがいるの!?

「あのっなんでここにいるんですか?」

「…は?」

「私、今夜ここで寝るように笹島さんに言われたんですけど」

「…は? 嘘だろ」

「う、嘘じゃないです」

「くそ、あいつ…っ!」
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