きらきら輝かせて恋色に

「吉岡さん、昨日はよく眠れた?」

「あ…笹島さん…」

顔を洗って、朝ごはんを食堂で食べていると隣に笹島さんがやってきた。

「六郎怒ってたでしょ〜」
「当たり前ですよ!もう寝起き最悪です」

「え、一緒にベッドで寝なかったの?」

「は!? 何言ってるんですか! もう、
寝てないですよ!!」

私は顔がかーっと熱くなった。
これでも女子なんだから!

「…そうなんだ」
「なんなんですか。もう。笹島さんが仕組んだんでしょ」
「うん…」

うん…って。
やっぱりそうだったのか!
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