きらきら輝かせて恋色に
「僕はてっきり一緒に寝るか、湯木さんの部屋に追いやるか、そのどっちかだと思ってたんだけどなぁ」
「笹島さんって嫌な人ですね…」
「…ん?」
いい人そうに見えて、本当は腹黒い。
信用できないな…この人。
「僕、実は吉岡さんのこと、
気に入っちゃったんだよね」
笹島さんはそう言うと私の肩を抱いて、そっと耳打ちした。
「これけっこう本気で言ってるんだよ」
…は!?
いきなりそんなこと言われても…