きらきら輝かせて恋色に

「た、助けてくださいよ…」

さっき散々流した涙が、またぽろぽろ
出てきてしまう。

「私、団員の皆さんに目付けられて、
食事に牛乳入れられたり、足踏まれたり挙句の果てに水ぶっかけられて…
助けてくださいよッ! 団長でしょ!?」

そう言うと、六郎さんは笑った。

「俺は、殺されかけたこともあるぞ」

「…え?」
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