きらきら輝かせて恋色に

「何、喜んで引き受けてるんだよ」

「べつに、喜んでなんか…」

ていうか見てたの!?
黙って見てるとか…やっぱ最低…

私は、ただ、あの人たちが思うような惨めな感じに引き受けたくなかっただけだもん。

「…えっ。六郎さん何を…」

「何をって…手伝ってやってんだろ」

「いいですいいです、やめてください」

「うるせえな、大事な話があんだよ。さっさと終わらせるぞ」

強引…

だけど、なんでだろ。
涙が出そうに嬉しいの…。
絶対泣かないけどね。
すごく嬉しい。
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