きらきら輝かせて恋色に

「あの、そういえば大事な話って、
なんですか? あ、もしかして辞めるとかそういう話…」

……!!

一瞬何が起きたのかわからなかった。

六郎さんが私をぎゅっと抱きしめて、
それから、口を塞ぐようにキスをした。

突然のキスは息苦しくて、
なんだか熱くって、ふわふわしていた。
あのタオルの香りと、同じ香りが、
六郎さんの首筋からそっと香った。

甘い……。
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