きらきら輝かせて恋色に

「…ど、どうして」

びっくりしたのと、どきどきしたので、
心臓がバクバクしてる。
胸に手を当てたらわかってしまうくらい
脈を打ってる。

六郎さんはまた私をきつく抱きしめて、
耳元でそっとつぶやいた。

「……好きだ」

そしてゆっくりと私から離れて、
食堂を出て行ってしまった。
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