きらきら輝かせて恋色に

「ただ、僕は今回の六郎は奥手だなって
思っただけだよ」

そっと私に耳打ちして、春樹さんは
行ってしまった。

そうなんだ。奥手…?
じゃあいつもはもっと積極的ってこと?

私は、この時、心に引っかかっていた気にしちゃいけないことを、ひとつ思い起こしてしまった……
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