悪魔の微笑み【短編】
キーンコーンカーンコーン…

昼休みが終わりだと告げる鐘がなった。


「あ~ぁ…昼休み終わっちゃったぁ~千夏が飛び降りるところみたかったなぁ~」

そう言葉を吐き捨てて吉田麻美は屋上を去った。


私は、立ち上がることができず放課後まで屋上で過ごした。


歩がいたらどんなに楽だったんだろ?

この気持ちを歩に話して少しでも楽になりたい…

「歩…歩…ゥァ゛~ン…」

< 13 / 41 >

この作品をシェア

pagetop