悪魔の微笑み【短編】
翌朝ー

学校へ行くとみんなの様子が違った。

私の思い過ごしかもしれない。

でも…

教室に入って、入り口付近にいる2人の女の子に「おはよぅ!」と声をかけた。

2人の会話は、盛り上がっていたからかもしれないが私への返事はなかった。

精神的に私は参っている。

だから、私は返事がないことに悲しかった。



座席に座り、鞄の中からゆっくりと教科書を出す。

すると、1人の女の子が勢いよく教室に入ってきた。


「間に合ったぁ~!」

私の顔が華やぐ。


座席に近づいくる歩に「おはよッ!」と声をかけた。


だが…

返事がない。


確かに聞こえているはずなのに…何故?




その時、私はハッとした。
昨日、吉田麻美が言った言葉。


「明日…楽しみだね…」

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