悪魔の微笑み【短編】
『コワイ…コワイヨォ…コワイ…ダレカタスケテ…』

今の私には逃げ道などない。

親に言えば親が傷つく。担任に言えば…言いたくない…

親友である歩に相談するしかない。

教室に行くと相変わらずの風景だった。

でも、一つ違った。
いつも「おはよぉ!」と抱きついてくる歩がいない。

『どうしたんだろ?風邪かな?』

心配になった私は、歩にメールした。



5分くらいで返事のメールは送られてきた。


「ごめん。今日休む」

私は、ガッカリした。
歩なしで今日1日過ごせるのか?と思った。


とっても心がはちきれそうなくらい悲しかった。
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