愛合傘〈番外編〉
「おせーよ、千尋!ったく。」
「あはは…ごめん。」
「あー、めんどくせー。」
いつもの圭太と千尋ちゃんの様子だった。廊下から2人が見える。
「こらこらそこいちゃつくなー」
「お?もしや2人できてんじゃねーの?」
「まさか圭太千尋のこと…」
「うるっさいな!違う!違うってば!」
2人は両想いなんじゃないかって噂が流れてた時、圭太には彼女がいた。
そもそも私は噂を信じない。
「だーかーらーやめろって!あんなやつ好きになんねーよ。」
圭太は、時々分かんない人だ。