私の決心
「こ…うじ…。ホントにダメ…。ものすごく…か、感じるの~!!」

どんどん自分の息遣いが荒くなっていくのが分かる。

もうどうしようもなくて、幸二の髪の毛をかきむしる。

「どうし…よう…。ダメ…。」

「感じてるんなら、素直にイッちゃえよ。」

そんな幸二の色っぽい声にますます気持ちが制御できなくなる。

そして…。

早々とイッてしまったみたい。

涙目で幸二を見つめる。

「感じるお前が見たかった。」

幸二はニッコリを笑うと、ぐったりとしている私を抱き上げてベットへ連れて行く。

幸二の手もちょっと汗ばんでいる。

「続きはこっちが良いだろう?」

「えっ、続き?」

私は恥ずかしくて年甲斐もなく真っ赤な顔を両手で覆う。
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