私の決心
「お前、気が付いてないの?」

ん?何の事?

私はポカンとした顔をした。

「お前、妊娠してるだろう?」

「えぇ~?」

思いがけない幸二の言葉に、私は思いきり叫んだ。

そして幸二の顔を見つめる。

「お前、あれから生理来ていないだろう?それにやたらと疲れやすいのは自覚しているだろう。時々気分も悪そうじゃないか。今も体が熱っぽいし。」

そういえば…、こないだのモデルの時もやたらと寒気を感じたっけ。

確かに体がほわっとする感じは、不思議に思っていた。

でもそれって…。

私は思わず黙り込んでしまった。

「今から病院に行こう。」

嬉しそうに幸二は私の手を握る。
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