私の決心

何か言いにくそうな部長の顔。

「基本、俺の言う事を聞いてほしい。」

私はその言葉にピンと来なかったが、部長が私を困らせるような事は言わないだろう。

「分かりました。でも私の意見も聞いてくださいね。」

「それはもちろんだよ。無茶させるつもりはない。ただ俺のペースでさせてくれ。」

「分かりました。じゃあ、契約成立ですか。」

私達は笑いながら、仕事で契約が取れた時みたいに握手をした。