私の決心
「これですか?」
ひそひそ声で渡すと、部長は電話を掛けながら私にOKのサインを出した。
「はい、昨日の打ち合わせ通りに進めていきますので。…はい、そうですね。分かりました。では。」
部長が電話を切った。
「橋本が来てくれて助かったよ。携帯に取引先から電話がかかって来て、どうしても確認したい事があるって言われて、会社まで来たのはいいが資料が見つからなくて…。橋本の資料を見せてもらって、うまく解決できたよ。」
もしかして…。
私は部長の脇机の資料をあさった。
「部長の資料、ありましたよ。」
私はそれを渡す。
「そこかぁ。探したつもりだったんだけどな。」
ちょっと難しい顔をした部長。
「一昨日の打ち合わせ後、相手担当者にうんざりした顔をして、ここに放り込んだのを見ていたんです。大体後回しにしたい案件はここですよね。」
ひそひそ声で渡すと、部長は電話を掛けながら私にOKのサインを出した。
「はい、昨日の打ち合わせ通りに進めていきますので。…はい、そうですね。分かりました。では。」
部長が電話を切った。
「橋本が来てくれて助かったよ。携帯に取引先から電話がかかって来て、どうしても確認したい事があるって言われて、会社まで来たのはいいが資料が見つからなくて…。橋本の資料を見せてもらって、うまく解決できたよ。」
もしかして…。
私は部長の脇机の資料をあさった。
「部長の資料、ありましたよ。」
私はそれを渡す。
「そこかぁ。探したつもりだったんだけどな。」
ちょっと難しい顔をした部長。
「一昨日の打ち合わせ後、相手担当者にうんざりした顔をして、ここに放り込んだのを見ていたんです。大体後回しにしたい案件はここですよね。」