私の決心
私にもそんな時が来るんだろうか。

子供か、結婚すら危うい今の私には、ちょっと飛躍した話だ。

「どうするの？どうしてもシたくなっちゃったら。男はさ、そういう所行けば何とかなるだろうけど、女の人はどうするんだろうね。」

真面目な顔をする部長。

その姿に私は噴き出してしまった。

「部長には関係ないじゃないですか。なのにそんなに悩まなくたって。」

「女の人っていうより、橋本がどうするのか興味があるんだけど。」

にたっと笑う部長。

興味津々って顔をしている。

何か憎らしい。

「またその時に考えます。でも私、まだ女かなぁ。」

私のつぶやきにぎょっとする部長の顔。

「どういう事？」

「変な話、随分ご無沙汰なのでちゃんと感じるのかなって。」

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