私の決心
「今日もよろしくな。」

いつものように膝掛を下半身にかけて、椅子に座る。

まだまだ恥ずかしい気持ちはあるけれど、部長の優しい笑顔に気持ちをほぐされる。

「俺の言う事聞いてくれるか?」

いつものように始まるかと思っていると、椅子の後ろから声をかける部長。

私は振り返りながら、首を傾げた。

一度私と視線を合わせた後、部長は少し顔を赤らめて、

「ちょっと確認したい事があるんだが…。嫌なら拒否してほしい。」

と視線を上の方に向けた。

「なんですか?」

「実は…、重量感と肌触りを感じたいんだ。」

「あの…、何が言いたいのかよく分らないんですけど。」

なかなか次の言葉が出てこない部長。

「部長らしくないですね。はっきり言って下さいよ。」
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