1cmの勇気
 資料室に入れられると、カチャリと音がした。

 鍵、しまってる・・・。

 「鍵、閉めなきゃできないお話?」

 「うーん、大竹さん次第だよね」

 告白・・・?
 いやいや、私に限ってそんなことは。

 「告白だよ」

 声に出てるね、とクスクス笑う男の子。
< 166 / 298 >

この作品をシェア

pagetop