1cmの勇気
 「大好き。
 ちゃんと、私のホントの彼氏になってください」

 「・・・っ!」

 香月くんは、また顔を真っ赤にして黙り込んだ。

 しばらくして、

 「やっぱり俺から言えばよかった」
 と言った。
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