アナタの為に
夏休みに入ったからか、十五は早速髪の毛を染めていた
窓から漏れる太陽の日差しで、染めたばかりの髪の毛はキラキラと輝いて
幼なじみの私から見ても、いわゆるイケメンの部類に入るコイツは益々輝いて見える
そんな十五は、私の突然の一生の頼みに口を開けたまま固まってしまった
ポロリと食べかけのアイスがフローリングの床に落ちた
「あ!もったいな!」
落ちたアイスにも反応しない十五は、未だ固まって動かない