アナタの為に
「……は?…ぅわ!何だよっ」
やっと言葉を発した十五
「拭いてんだよ!」
既に、十五の目の前で私は落としたアイスのせいで濡れた床を拭いていた
「あ、悪い……ってちがーう!!」
何故か真っ赤な顔で叫びだした十五に、私は首を傾げた
「うっさいなー、アイス零すな。」
「おい、桜!!何、何!?一生の頼みって良く聞き取れなかった!もう一回言ってくんね!?」
「はぁー?だから、私を女にして!!わかった?」
「ぅおーい!桜!自分で何言ってるかわかってますかー!?」