アナタの為に


私、若山桜
現役女子高生。一年目


にしては、自分で認めるけど地味だし太ってるし。オマケに性格も勝ち気で


モテる要素全く無し


「んだよ、またか。だったらそう言ってよ」


お決まりなこの一生の頼みなのに、何故か大きな溜め息をつく十五


「わかりなさいよ、それ位」


「わかるかっつーの、それで?今回は誰?」


その質問待ってました!と、私は十五の隣に座り込んだ


「二年の竹内先輩!!私絶対振り向かせたいの!」


「誰それ?」


「竹内浩人先輩よ!格好良くて有名じゃん、知らないの!?」
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