アナタの為に
「じゅっ!?」
早速夢のような目標が立って、初っぱなからそれは無理じゃん的な気持ちになる
「やるんだろ?だったらそんくらい落とせ、嫌なら協力しなーい」
そう言いながら、私の手から雑誌を奪い返してまた読み始めた
チラリと横切る先輩の顔
スクッと立ち上がった私は握り拳を作って天井に掲げた
「やるわよ!やってやるよ!10キロでも20キロでも痩せてやりますよー!」
こうして、夏休み一日目
私の目標、マイナス10キロ