三角の距離
誤魔化すことしかできない
-翔side-
次の日の朝。
昨日の今日だし一人で登校する。
少し沈んだテンションのまま教室に入るとすでにひろきがいた。
「ふっかぁ!はよー♪…ってあらら。ゴキゲンななめな感じ?なぁちゃんとケンカでもした?」
こういう時のひろきのカンは鋭い。
でも二人は付き合ってるから、ヘタなことは出来なくて俺は言葉を濁す。
「いや、別に。」
「そ?ならいいけど。あっそーいやさ……」
ひろきは優しいから深くは聞いてこない。
だけど確信してるはずだ。
それでも何も言わないのは気を遣ってくれているから。
そんなひろきにななみも好きになったのかな。
次の日の朝。
昨日の今日だし一人で登校する。
少し沈んだテンションのまま教室に入るとすでにひろきがいた。
「ふっかぁ!はよー♪…ってあらら。ゴキゲンななめな感じ?なぁちゃんとケンカでもした?」
こういう時のひろきのカンは鋭い。
でも二人は付き合ってるから、ヘタなことは出来なくて俺は言葉を濁す。
「いや、別に。」
「そ?ならいいけど。あっそーいやさ……」
ひろきは優しいから深くは聞いてこない。
だけど確信してるはずだ。
それでも何も言わないのは気を遣ってくれているから。
そんなひろきにななみも好きになったのかな。