私に恋を教えて王子様!!
あなたとのドキドキ
キーンコーン~
昼休み開始のチャイムがなると、私は食べ終わった弁当を包みの中にいれて鞄にしまい図書室へ急ごうとした。
「今日もだっけ?」
ゴリーが紙パックのストローをかじりながらたずねてきた。
「うん。火曜日と木曜日、金曜日は一年の当番なんだ。」
昼休みの時間に高幡君と私は受付の当番をしなくちゃならない。
と言っても誰も来ないのが現実で…だからはっきり言えばただの無駄時間なのだ。しかも…高幡君とは
「それとって」
「あっはい。」
だけしか話してないし…
「おい、松村?顔が泣いてるぞ?」
と言った刹那、グッと顔がズームアップされる。
「キャ!?何止めてよ!」
私がトンと肩を叩いても力が強くて顔は動かない。
「暇じゃない?暇だったら行くよ?大丈夫…?」
「だっ大丈夫!だから…!後でね!」
私はその場を逃れるように階段をもうダッシュで上がった。
「はぁ…はぁ…」
ドキドキする胸を押さえて手すりに寄りかかった。
(なんかまつ毛長かったな…、目って二重だったんだ。)
思いだしてまた赤くなる。心臓バクバクしすぎ!
「なっ何思い出してるの!静まれ~!」
胸に手をおくと
「なにしてんの?」
「ギャ!?」
声がした。振り返ると高幡君がいて首をかしげている。
「あぁ、高幡君か…、びっくりさせないでよ。」
私は苦笑いする。
「びっくりしたのは俺だと思うよ?いきなり階段で一人言を呟いてる人に遭遇したんだもん」
あっ…と思ったら高幡君は三階の図書室へ向かっていた。
「きっ…嫌い。」
それがまだ出会って2週間目の6月の21日の事だった。
昼休み開始のチャイムがなると、私は食べ終わった弁当を包みの中にいれて鞄にしまい図書室へ急ごうとした。
「今日もだっけ?」
ゴリーが紙パックのストローをかじりながらたずねてきた。
「うん。火曜日と木曜日、金曜日は一年の当番なんだ。」
昼休みの時間に高幡君と私は受付の当番をしなくちゃならない。
と言っても誰も来ないのが現実で…だからはっきり言えばただの無駄時間なのだ。しかも…高幡君とは
「それとって」
「あっはい。」
だけしか話してないし…
「おい、松村?顔が泣いてるぞ?」
と言った刹那、グッと顔がズームアップされる。
「キャ!?何止めてよ!」
私がトンと肩を叩いても力が強くて顔は動かない。
「暇じゃない?暇だったら行くよ?大丈夫…?」
「だっ大丈夫!だから…!後でね!」
私はその場を逃れるように階段をもうダッシュで上がった。
「はぁ…はぁ…」
ドキドキする胸を押さえて手すりに寄りかかった。
(なんかまつ毛長かったな…、目って二重だったんだ。)
思いだしてまた赤くなる。心臓バクバクしすぎ!
「なっ何思い出してるの!静まれ~!」
胸に手をおくと
「なにしてんの?」
「ギャ!?」
声がした。振り返ると高幡君がいて首をかしげている。
「あぁ、高幡君か…、びっくりさせないでよ。」
私は苦笑いする。
「びっくりしたのは俺だと思うよ?いきなり階段で一人言を呟いてる人に遭遇したんだもん」
あっ…と思ったら高幡君は三階の図書室へ向かっていた。
「きっ…嫌い。」
それがまだ出会って2週間目の6月の21日の事だった。