私に恋を教えて王子様!!
あの事件?があって以来、普通に高幡君と話せるようになっていて、しかも意外なことを知ってしまった。
「うわー!ははっ!やめろってば!」
「十也!次は俺の番だぜ!おら!」
高幡君はどうやら全然、無愛想な人じゃないらしい。昼休みになると他の男子と混じってプロレスゴッコしたり格闘したりして過ごしているみたいだった。
(そういえば…?私が理科レクでよろしくってお辞儀するまでは大声で話してたよね…?)
「なんでだろう…?」
4組の廊下を見てみる。
(笑ってる…)
私にとって高幡君の笑みは特別だった。
私には絶対向けられない表情。それにえくぼが出来るのを私は知らなかった。
「あーゆ!」
「わゎっ!?」
後ろから、わっ!と脅かしてきた女の子。
「なんだあーちゃんかぁ、びっくりさせないでよ」
なんかこの頃この役回り多くないか…?
と思いつつあーちゃんこと、黒瀬亜依(くろせあい)に微笑んだ。
私は勝手にあーちゃんを親友だと思っているけど…。
「愛結さ…、好きな人4組にでもいるの?」
唐突な質問に戸惑いかねない。
「えっ…え…いや!違うよ、違う!」
「うそーん!?愛結、絶対いるでしょ?薄情しなよ!」
いやいや…ちょっと待って私…誰か好きな風に見えるの!?
「愛結…ぷ…顔に出てるからね、好きな人できたことないの?」
「うん…、ちょっと好きって言うのがわかんないんだよ…」
「ふーん、まぁ最初はそんなもんよ、ていうか好きな人候補は誰なのよ…?」
あーちゃんの目が鋭く笑っていた。
「うわー!ははっ!やめろってば!」
「十也!次は俺の番だぜ!おら!」
高幡君はどうやら全然、無愛想な人じゃないらしい。昼休みになると他の男子と混じってプロレスゴッコしたり格闘したりして過ごしているみたいだった。
(そういえば…?私が理科レクでよろしくってお辞儀するまでは大声で話してたよね…?)
「なんでだろう…?」
4組の廊下を見てみる。
(笑ってる…)
私にとって高幡君の笑みは特別だった。
私には絶対向けられない表情。それにえくぼが出来るのを私は知らなかった。
「あーゆ!」
「わゎっ!?」
後ろから、わっ!と脅かしてきた女の子。
「なんだあーちゃんかぁ、びっくりさせないでよ」
なんかこの頃この役回り多くないか…?
と思いつつあーちゃんこと、黒瀬亜依(くろせあい)に微笑んだ。
私は勝手にあーちゃんを親友だと思っているけど…。
「愛結さ…、好きな人4組にでもいるの?」
唐突な質問に戸惑いかねない。
「えっ…え…いや!違うよ、違う!」
「うそーん!?愛結、絶対いるでしょ?薄情しなよ!」
いやいや…ちょっと待って私…誰か好きな風に見えるの!?
「愛結…ぷ…顔に出てるからね、好きな人できたことないの?」
「うん…、ちょっと好きって言うのがわかんないんだよ…」
「ふーん、まぁ最初はそんなもんよ、ていうか好きな人候補は誰なのよ…?」
あーちゃんの目が鋭く笑っていた。