ホワイトデーにXXXX
3月のある日
3月のある朝、高野主任に手招きされる。
「塚本~!ちょっと・・・」
高野主任のデスクまで行くと、自分の耳を指しながら「耳を貸せ」と小さな声で言う高野主任。
椅子に座っている高野主任の隣に行き、腰を屈めると、ガシッ!と首に腕を回される。
「今年のホワイトデー、塚本が準備してくれ」
「エッ!?」
少し頭を引いて、近すぎる高野主任の顔を見る。
「宮前は、これまでで一番大きな取引を抱えてる。ホワイトデーの準備なんて余裕、今のアイツにはない」
確かに、最近の宮前には余裕がない。
おしゃべりなアイツが、無口になって一心不乱にパソコンに向かっている。
「自分がそういうの苦手なの、主任、知ってますよね!?」
横目で、高野主任を見ながら言う。
「クックッ」とおかしそうに笑った後、高野主任は言った。
「今日、あっち方面に出るだろ?仕事中に行く事、特別に許可する!」
「塚本~!ちょっと・・・」
高野主任のデスクまで行くと、自分の耳を指しながら「耳を貸せ」と小さな声で言う高野主任。
椅子に座っている高野主任の隣に行き、腰を屈めると、ガシッ!と首に腕を回される。
「今年のホワイトデー、塚本が準備してくれ」
「エッ!?」
少し頭を引いて、近すぎる高野主任の顔を見る。
「宮前は、これまでで一番大きな取引を抱えてる。ホワイトデーの準備なんて余裕、今のアイツにはない」
確かに、最近の宮前には余裕がない。
おしゃべりなアイツが、無口になって一心不乱にパソコンに向かっている。
「自分がそういうの苦手なの、主任、知ってますよね!?」
横目で、高野主任を見ながら言う。
「クックッ」とおかしそうに笑った後、高野主任は言った。
「今日、あっち方面に出るだろ?仕事中に行く事、特別に許可する!」
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