ホワイトデーにXXXX
不安と、戸惑いを見せていた彼女だが、ここまでよくがんばっていると思う。

彼女の異動により、以前より話す機会もずっと増えた。

俺から見れば “ 妹 ” なんてそんな可愛い存在ではない。

なつかれている・・・というより、『いいようにあしらわれている』と言った方が正解か。

敬語は崩さないが、俺に対するその言動は、全く敬っていない。

“ 同級生 ” あるいは、“ 昔から知っている近所の女の子 ” て感じか・・・

ただ、彼女の隣は、とても居心地がいい。

変な計算なんかなく、本音で接してくれていると感じる。

だから俺も、変な気づかいなんかなく、本音で接する事ができる。

周りから『意識され過ぎる』事に、ずっと居心地が悪かったから・・・

なのに時々、あまりにも『意識されない』事に苛ついている自分がいる。

いったい、なんなんだ・・・



















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