ハローマイキャンディ
★2.3
ガラスのハートは粉々に砕かれ、りかは悲劇のヒロインよろしく我が家の玄関から逃走。
テーブル回りにはお気楽三人組と、バスタブから現れた宇宙人がいる。
何故だ。
今日は快晴。
講義もなくて、俺は暑さゆえに風呂に入っていただけ。
その後に洗濯物をやっつけて、ちょうどよく来るだろう彼女をちょっと心待ちにしていただけだ。
そうだ、それだけだったんだ。
なのに。
「…この仕打ちはなんなんだ…。」
あげっぱなしになっていた手が宙を彷徨い、ぱたっと、気力を失って畳に落とされる。
そんな俺に、元凶であるカプリがひとこと。
「ジョカノ行っちゃったよー?」
「だから…なんでそんなさばけてんの…。」
それしか言えなかった俺。
情けないと、優希がくそもへったくれもなく、笑った。
テーブル回りにはお気楽三人組と、バスタブから現れた宇宙人がいる。
何故だ。
今日は快晴。
講義もなくて、俺は暑さゆえに風呂に入っていただけ。
その後に洗濯物をやっつけて、ちょうどよく来るだろう彼女をちょっと心待ちにしていただけだ。
そうだ、それだけだったんだ。
なのに。
「…この仕打ちはなんなんだ…。」
あげっぱなしになっていた手が宙を彷徨い、ぱたっと、気力を失って畳に落とされる。
そんな俺に、元凶であるカプリがひとこと。
「ジョカノ行っちゃったよー?」
「だから…なんでそんなさばけてんの…。」
それしか言えなかった俺。
情けないと、優希がくそもへったくれもなく、笑った。