好きを百万回。
野波さんが少し口角をあげた。
「これからいっぱいこまりにいろんな初めてを教えてやるよ」
一気に顔が熱くなる。
「ホントはもっと凄いキスしたいんだけどオレ、インフルエンザ4日目なんだよ。こまりにうつしたら可哀想だから今日はガマン」
「す、凄いキスって・・・・・?」
野波さんが綺麗に笑う。
「おいおいね」
そう言ってまたきつく抱きしめられた。
「野波さん、好き・・・・・」
また抱かれる腕に力をこめられた。