夢追う私たち

浅田さんがお父さんと仲直りした翌日。

仕事も終わって着替えていると
今日はお休みだった美雨さんが
店にやって来た。

「あれ、美雨さん…何か忘れ物ですか?」

ガシッと両肩をつかまれる。

「菜耶ちゃん。昨日は、ほんっとーにありがとう。お父さんも、菜耶ちゃんの事気に入っててさぁ…アホだから『うちの道場に!』とか言ってたー。止めといたけど。」

「あ…あははは…」

「それとっ、そのお礼に菜耶ちゃんに協力したいの!!」


「…はい?」


協力?


私の耳元に近づき、コソッと話始めた。


「悠貴の事好きなんでしょ?うまくいくように協力するから!!」
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