夢追う私たち

「な…なんで佐伯くんがここに…。」

あの一件以来
佐伯くんに敵対心を抱いている、俺。

「緊急会議の中心が俺なので。」

にっこりとする佐伯くん。

「は?」

「実は、俺の住んでる部屋が、ちょっと色々あって1週間工事しなきゃいけなくなって…行くとこ探してるんです。」

しゅんとする佐伯くん。


まるで捨てられた子犬のようだ…


「そうなのよー、うちは1DKだし?二人でちょっとキツいってゆうかー」

「そこのソファーがあるだろ」

一人くらい泊められんだろっ!!

「だってー、律哉とイチャイチャできないじゃない?」


「完全にそこだろ、駄目な理由。」


こーゆー奴だよ、姉貴は…
人が困ってんのに…
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