夢追う私たち
「菜耶ちゃんごめんねぇ、あいつ口悪くて。
てかプリン無事??」
「あ、はい…なんとか。
うんっ、おいしぃ~!!」
「菜耶さん、幸せそうに食べますねー。
あ、そう言えば…話変わるんてすけど、
佐伯ってゲイなんですか??」
ぶほっ
あまりに耳を疑う話で、口からプリンが飛び出す。
「ちょっ…菜耶さん、汚いっ。」
「ご…ごめん…な、なんで?
なんか、その現場でも見たの??」
おしぼりでテーブルを拭きながら聞く。
「この間、フロアのヘルプ来てくれたとき、サラリーマンの人に言い寄られてたのみたんですよね。」
「あーっ、てか今日手を握られてたわ、男の人に!!本人も満更でもない感じだったー。」
美雨さんまでも証言しはじめる。
…そうゆう事なんだろうか…。
今度、恋バナでもしかけてみるか…。
そんな話をしていると、
女性が1人こちらの席に向かって歩いてきた。