夢追う私たち

え、なに？なんかついてる？
なんかまずいこと言った…？思わず身構える。


「だよなぁっ!!
俺もそうゆう店やりたいんだよー。わかってんなぁ、倉持!!
俺ら気ィあうな。いい仕事仲間になれそうだっ！」

顔をくしゃっとさせて笑いながら、バシッと肩をたたく。
そこは今は叩いて欲しくない場所だった…。

「っ～～!!ばっか!!浅田さんのアホォっ!!!!」

「あ、わりぃっ…ちょっと興奮して…
さぁ、もう寝んぞ！」

「は？いやいや、何さらっといってんですか!!
帰らないんですか?!」

「あ？こんな時間に帰すのかよ。
冷たい人間だねぇ、おめぇはよ。安心しな、
お前に手を出す気にもならんし、俺はソファーで寝る！」


浅田さんは、そう言ってぼふんっとソファに腰かける。

拒否権なしかい…

てか、聞き捨てならない言葉もあったんだけど…。

「～っ、わかりましたよっ！
歯ブラシ、洗面所にストックあるので…とりあえず、
歯磨いちゃってください!!」

そう言って浅田さんを洗面所においやる。