夢追う私たち
「………つめた…」

静まり返った店内に私の声がポツンと響いた。

いくら夏だからって…ねえ?

こゆうの、漫画とかドラマでならみたことあるけど
まさか自分が体験することになるとは…

パシッ

呆然としてると、急に腕をつかまれた。

「申し訳ありません!タオルかすので
裏にきてもらえますか?!」

有無を言わさぬ勢いでそのまま私の腕をひっぱり、裏へと引きずり込んだ。

「菜耶ちゃん、大丈夫か?!おい、夏希ー!モップ!!」

美咲さんとやらは、またくるわねーとか言いながらそそくさと店をでていっていた。
なんちゅう女だ…。
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