夢追う私たち
タオルケットと毛布と掛け布団…
1セットしかない…から、しょうがない…。

大丈夫かな…臭くないかな…。
自分の使ってる毛布にスンッと鼻を近づける。



テーブル周りを片付けていると、
歯磨きを終えた浅田さんが戻ってきた。

呆れた顔をしてこっちにやってくる。

「ったく…そんなん俺やるから、歯みがいちゃえよ。」

私が持ってるカップを取り上げながら言う。

いちいち、ぶっきらぼうなんだよなぁ…。

ちっちゃい声で一応お礼を言って、ひょこひょこと洗面所へ向かう。

歯を磨いて戻ると

浅田さんは毛布を被って寝息をたてていた。

眠りにつくのはやいなぁーなんて思ってたけど
もう2時近いんだから当たり前か。

ベットに入ると、どっと疲れが押し寄せた。


でも今日1日で色んなことが起こって…
頭の中で映像がよみがえる。
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