夢追う私たち
「はーい、すいません。まぁ、あながち冗談じゃないですけど、どちらかとゆうと浅田さんの方が好みですかねー。」

「えぇ?!だ…だだだだめだよ!!いくら、浅田さんがわりと女嫌いだからって…!」

「はははっ、そこは冗談ですよ。菜耶さん焦りすぎー。なんだかんだ浅田さんの事気になってるんじゃないんですかー?僕、結構勘鋭いんですよー。」

「はぁ?!んなわけないって!!あんな意地悪な奴、誰がっ…」

と言いかけた所で、店についてしまった。

ここで終わってくれて良かったのかもしれない。

正直、私だってわからないのだ。
もちろん、もう嫌いじゃない。
意地悪されるけど、助けてほしい所で何度も助けてもらった。
それに、夢の話だって…
意気投合するところもあって。

でも、恋心…?仲間意識?

この間をさ迷ってる。
はっきり言って、元カレの事で痛い目みたばかりだし、仕事を頑張ろうとしていたところだ。

それに、浅田さんだって…
今は彼女いらんって言ってたし…

あーーーもーーー!!

とにかく、今は足の事もあるし!
仕事に集中しなきゃ!!
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