夢追う私たち
「へ?!か…か…」

「彼ではないですよ、妙さん。」

こ…この男…私が否定する前にさっさか否定しやがった。
そんなに嫌かぁぁ!!
しかも妙さんの前でニコニコニコニコ…紳士を演じてるし…てか、外面よすぎじゃない!?

「あらぁ、そうなの?お似合いだと思うのに…」

「じゃあ、そろそろ…」

浅田さんがそう切り出し、時計を見るともう16時だった。妙さんとの話は、面白くて時間が経つのが早く感じられた。

「もう、こんな時間なのね!ごめんなさい、長々と。
とても楽しかったわ。」

「こちらこそ、こんな時間まですみません。
私も楽しかったです!!また機会があれば…」

「えぇ、お店の方にも今度伺わせてもらうわね。」

「はい、お待ちしてます!!」
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