夢追う私たち
「…まぁ…わかりました…。意外と真面目に頑張ってたんですね。(失礼)
ただ、一言言わせてもらうと、お客さんとはいえ、ああいう女の人にあの断り方じゃきかないと思います。じゃ。」
そう言って私はカフェのフロアに戻る。
そろそろ帰んなきゃ、休憩時間終わっちゃうし…
表に出ると、なつきさんがモップを
かけてくれていた。
「あ、菜耶ちゃんごめんね…
これ、サービス。」
そういって、マドレーヌを2個つけてくれた。
「大丈夫です!(もう仕返ししたし)
コーヒーもいいにおいなんで(笑)
また来ますね!」
カランコロン…
ーーー
これが、私と浅田さんの出会い。
第一印象は最悪。
ただ、口は悪いけど根は悪い人じゃないのかも
…そう思った。