夢追う私たち
ランチタイムが終了し、美雨さんはどうやらご両親とカフェに行くらしい。
今日は行くのやめとこうかな…
そう遠目から見ていると、急に美雨さんに腕を掴まれる。
「菜耶ちゃん、いつも通り行くわよね?」
声を大にしてにっこり微笑む。
「へ?」
もちろん、この場にいる皆に筒抜けなわけで…
「貴方、いつもカフェに行かれてるの?」
と、浅田母にもにっこりと言われる。
「そそそそうですねぇ、おいしいので…私も御一緒してもよろしいでしょうかぁ…?」
あぁ…
今、最高に顔がひきつってる…
行きたくないよ、本当は…