夢追う私たち
「えっ…ちょっ…浅田さんっ、追わなくていいんですか?!」
「いいんだよ。あんなやつ。他の客にも迷惑になるし、ここ離れられないし。」
「…そう言うこと言わない約束でつれてきたんだけど…ごめんね、悠貴。」
浅田母も呆れ顔だ。美雨さんも深い溜め息をついている。
ほっといていいのかな…?
でも、お店の前で見せてた顔に嘘はないと思うのに…
お父さんの事は諦めたように、いつも通りの作業に戻る浅田さん。
なんで?
この仕事に誇りをもって頑張ってるんでしょ?
まだ何もしてなかったあの頃とは違うでしょ?
なんで、わかってもらおうとしないの?
なんか…イライラしてきた…