覚醒者3号
哲平
信じるか信じないか。
正直に言えば後者だ。
彼女…黛さんも機関とやらの人間。
さっきの女性…1号とかいうのと同じだ。
黛さんは機関から脱走してきたというが、口ではどうとでも言える。
もしかしたら1号とグルになって俺を騙そうとしているのかもしれない。
全面的に信用なんてできない。
できないが…。
「…とりあえず、さっきの女と黛さん…どっちについてくかって言ったら、黛さんの方がまだ安心できそうだ」
あの1号の無機質な感じは見るからに危険だ。
それに比べれば、まだ黛さんの方がマシだと思う。
あくまで比較論だけど。
「とりあえず、信用する事にする。半分だけな」
俺がそう言うと。
「…良かった…有り難う」
黛さんは心底安心したような笑顔を見せた。
正直に言えば後者だ。
彼女…黛さんも機関とやらの人間。
さっきの女性…1号とかいうのと同じだ。
黛さんは機関から脱走してきたというが、口ではどうとでも言える。
もしかしたら1号とグルになって俺を騙そうとしているのかもしれない。
全面的に信用なんてできない。
できないが…。
「…とりあえず、さっきの女と黛さん…どっちについてくかって言ったら、黛さんの方がまだ安心できそうだ」
あの1号の無機質な感じは見るからに危険だ。
それに比べれば、まだ黛さんの方がマシだと思う。
あくまで比較論だけど。
「とりあえず、信用する事にする。半分だけな」
俺がそう言うと。
「…良かった…有り難う」
黛さんは心底安心したような笑顔を見せた。