振り返る君は
好きになる瞬間
私が亮くんのことが好きになったのは
高校に入学して、初めての文化祭のことだった
――――――――――――――――――
「ねぇ杏ほんとにいけるの?」
『大丈夫だよ』
その日は運悪く、体調を崩していた
もともと胃腸が弱い私は
その日も朝から胃が痛かった
瞳にまで心配かけて、最悪だな
「やっぱり、保健室行きな?」
『でも、店番があるし・・・』
「そんなことより、杏の体のほうが心配なの!!」
高校に入学して、初めての文化祭のことだった
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「ねぇ杏ほんとにいけるの?」
『大丈夫だよ』
その日は運悪く、体調を崩していた
もともと胃腸が弱い私は
その日も朝から胃が痛かった
瞳にまで心配かけて、最悪だな
「やっぱり、保健室行きな?」
『でも、店番があるし・・・』
「そんなことより、杏の体のほうが心配なの!!」