鬼話
最後の話


私は少しずつ、少しずつ老けてきた。

娘は同じ種族の鬼と結婚した。

その方が、生きやすいだろう。


私に、孫が生まれた。

娘によく似た、愛らしい男の子だ。


家族が無事に生きていてくれるだけで、私は幸せに感じた。
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