ヒスイ巫女
お出かけ
「けい、今日は外に行こ!」
いつものように遊んでいるとヒソヒソ声で人に気づかれないようにヒスイが蛍に提案した。
「えっ!でも兄さんが外に許可なしに出たらいけないって言ってたよ」
「いいじゃん、久しぶりにお出かけしたいんだもん。
それに蒼とお兄ちゃんは今日学校だから帰ってくるの遅いし
学校から帰ってくる前に帰ってくればいいしね」
「で、でも・・・」
蛍はまだ行く気ではないと言う感じだった。
「お・ね・が・い」
ヒスイはウインクした。
振られたとはいえ蛍はまだヒスイの事が好きだった
いや、違う
たとえヒスイの事が嫌いだとしても同じ女の子だったとしてもきゅんとしてしまっただろう
それぐらいかわいかった
もちろんヒスイの事が好きな蛍が逆らえる訳がない
蛍はその提案にのった。
体の小さい2人には入れる穴がいくつかあった
その中の1つに楼宮から外に出る事ができる出口のような壁の穴があった。
そこから外に出る事ができた
久々に出た外はキラキラ光っていて2人の目も同じぐらい光った。
「ヒスイちゃん行こっ」
前までは嫌がっていた蛍だったが今ではノリノリだった
だいぶ歩いてから蛍はある事を提案した。
「ヒスイちゃんの元の家行こうよ」
「行こう!行こう!」
と笑った。
ヒスイの元の家はヒスイが家を出た時と変わっていなかった
家具の位置も香りも唯一変わっているのは
美香と遥がいないだけ・・・
「懐かしいな・・・」
ヒスイの言葉に蛍は後悔を覚えた。
ヒスイにとっては家族を失ってしまった場所
けしていい思い出の場所ではない
ヒスイは懐かしそうに微笑んでいたが蛍には無理やり笑っているように見えた。
「ヒスイちゃんそろそろ帰らなくちゃ
兄さん達が帰ってきちゃう」
実際には時間なら十分にあったが
蛍は早くこの場からヒスイを遠のかしたかった。
ヒスイは素直に蛍にしたがった。
帰り道、ヒスイも蛍と同じように提案した
「今から楼宮まで兵隊さんに見つからないようにかくれんぼしながら帰ろ」
蛍はヒスイの提案にのった
実際時間は余っていたし、ヒスイに辛い思いをさせてしまったから少しぐらいはきを楽にしてあげようと思ったからだ。
いつものように遊んでいるとヒソヒソ声で人に気づかれないようにヒスイが蛍に提案した。
「えっ!でも兄さんが外に許可なしに出たらいけないって言ってたよ」
「いいじゃん、久しぶりにお出かけしたいんだもん。
それに蒼とお兄ちゃんは今日学校だから帰ってくるの遅いし
学校から帰ってくる前に帰ってくればいいしね」
「で、でも・・・」
蛍はまだ行く気ではないと言う感じだった。
「お・ね・が・い」
ヒスイはウインクした。
振られたとはいえ蛍はまだヒスイの事が好きだった
いや、違う
たとえヒスイの事が嫌いだとしても同じ女の子だったとしてもきゅんとしてしまっただろう
それぐらいかわいかった
もちろんヒスイの事が好きな蛍が逆らえる訳がない
蛍はその提案にのった。
体の小さい2人には入れる穴がいくつかあった
その中の1つに楼宮から外に出る事ができる出口のような壁の穴があった。
そこから外に出る事ができた
久々に出た外はキラキラ光っていて2人の目も同じぐらい光った。
「ヒスイちゃん行こっ」
前までは嫌がっていた蛍だったが今ではノリノリだった
だいぶ歩いてから蛍はある事を提案した。
「ヒスイちゃんの元の家行こうよ」
「行こう!行こう!」
と笑った。
ヒスイの元の家はヒスイが家を出た時と変わっていなかった
家具の位置も香りも唯一変わっているのは
美香と遥がいないだけ・・・
「懐かしいな・・・」
ヒスイの言葉に蛍は後悔を覚えた。
ヒスイにとっては家族を失ってしまった場所
けしていい思い出の場所ではない
ヒスイは懐かしそうに微笑んでいたが蛍には無理やり笑っているように見えた。
「ヒスイちゃんそろそろ帰らなくちゃ
兄さん達が帰ってきちゃう」
実際には時間なら十分にあったが
蛍は早くこの場からヒスイを遠のかしたかった。
ヒスイは素直に蛍にしたがった。
帰り道、ヒスイも蛍と同じように提案した
「今から楼宮まで兵隊さんに見つからないようにかくれんぼしながら帰ろ」
蛍はヒスイの提案にのった
実際時間は余っていたし、ヒスイに辛い思いをさせてしまったから少しぐらいはきを楽にしてあげようと思ったからだ。