真愛 【絶賛スランプ中】
「あ、豪毅。丁度呼びに行こうと思ってたんだ」
「集まったか?」
「うん。皆来た」
「よし、始めるぞ」
豪毅は私の手を握り、皆よりも一歩前に出て下っ端たちを見下ろす。
ざっと、200人前後。
何も言葉を発してないのに下っ端はシーンとして、尊敬、敬愛の眼差しで豪毅を見つめる。
「お前らを集めたのは言うまでもない、姫を紹介するためだ。先に言っておくが話も聞かずに反論する奴は俺が許さない」
豪毅はそう言い、私の手を少し引いて隣な立たせる。
「ごめん、豪毅。下に行かせて」
そう聞くと、豪毅は驚きつつ了承してくれた。
私は階段を降りて下っ端の前に立つ。
すると、下っ端は少しざわついた。