真愛 【絶賛スランプ中】
「私、豪毅が好き。でも、こんな汚い私でいいの…?」
震える莉帆の体を傷が痛まないように優しく抱き締める。
「お前は汚くなんかない。むしろ、綺麗だ。俺はお前の綺麗な心に惚れたんだ」
「まだ、話せない私の過去があるの…いつか話したいって思ってる…親友だけが知ってる私の過去を…」
あの女が言ってたやつか…?
俺は莉帆の全部を受け入れる覚悟はできてる。
だから、
「誰だって言いたくない過去はある。お前がどんな過去を持ってようが俺の気持ちは揺るがねぇ。俺もいつかお前に過去を話す」
いつか、俺の過去も聞いてくれ。
「…うっん!」