『私の王子様』~アイリス姫と8人の王子~【ルカ編】
(……これでいい。これでいいんだ)
「アイリス姫……」
「……ルカ」
「……余計な口を、挟んでしまいましたでしょうか?」
「いいえ。ルカの提案だと聞いて、私の気持ちは決まりました」
「姫……」
(どんなに想っていても……
私たちが結ばれる事は、決してないのだから…………)
ルカが跪き、私の手を取る。
触れるか触れないか、分からないくらいにそっと、私の手の甲へ口づけを落とした。
「ルカ……?」
「私の生涯を掛けて、あなたを守り、
傍でお仕えする事を……改めて、ここに誓います。
永遠に――――」
「ルカ…………」
――――そう。私のこの想いは、決して口にしてはならない。
決して、結ばれる事はないけれど、傍にいる。
誰よりも近くにいる。
それだけで、私はがんばれる。
一緒に、この国を守っていこう……永遠に―――――
【女王ED】Fin.
「アイリス姫……」
「……ルカ」
「……余計な口を、挟んでしまいましたでしょうか?」
「いいえ。ルカの提案だと聞いて、私の気持ちは決まりました」
「姫……」
(どんなに想っていても……
私たちが結ばれる事は、決してないのだから…………)
ルカが跪き、私の手を取る。
触れるか触れないか、分からないくらいにそっと、私の手の甲へ口づけを落とした。
「ルカ……?」
「私の生涯を掛けて、あなたを守り、
傍でお仕えする事を……改めて、ここに誓います。
永遠に――――」
「ルカ…………」
――――そう。私のこの想いは、決して口にしてはならない。
決して、結ばれる事はないけれど、傍にいる。
誰よりも近くにいる。
それだけで、私はがんばれる。
一緒に、この国を守っていこう……永遠に―――――
【女王ED】Fin.