やばいトコを見られたっ!



コンビニで適当にお菓子などを買って、まだ帰るのも早いかなと思い、近くの公園で時間をつぶすことにした。

子ども向けの遊具が点在する公園は、夜だけに、誰もいなかった。

街灯の明かりで、あたりがぼんやりと照らされている。


コンビニの袋とバッグを地面におき、あたしは鉄棒に手をかけた。

「よっと」

鉄棒の上に座り、空を見上げる。


今夜は、月がキレイだった。


しばらくそうしていたところ、公園の入り口から入ってくる人影が見えた。

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